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貸別荘は儲かる?白馬村の地価・建築費・利回りから収益性を検証
「年間売上約1,200万円」と聞くと、
貸別荘はなかなか儲かる事業に思えます。
例えば長野県白馬村では、
立地、定員、設備、販売日数などの
条件がそろえば、
決して非現実的な数字ではありません。
ところが、売上からは
◎清掃
◎リネン
◎予約サイトの手数料
◎光熱費
◎除雪
◎運営サポート
などが差し引かれます。
さらに、
今の白馬で土地と建物を取得するなら、
1億円を超える投資になることも
珍しくありません。
つまり、貸別荘は
売上を上げられる事業ですが、
完全な収益物件として
新たに購入する場合、
短期間で高利回りを得られるとは
限りません。
投資回収はおおむね
20年前後というところです。
それでも、
自分や家族でも使いながら、
使わない日を貸すのであれば、
話は変わります。
この記事では、
年間売上約1,200万円のモデルを出発点に、
◎売上
◎運営費
◎物件取得費
◎利回り
の順にたどりながら、
貸別荘を持つ意味を考えます。
目次
年間売上1,200万円は、白馬村で現実的なのか

立地、定員、設備、販売日数などの
条件がそろえば、
年間売上約1,200万円は、
決して現実離れした数字ではありません。
・白馬村(9人まで宿泊可)の
貸別荘 売上例
■冬季
75泊×12万円=
900万円
■グリーンシーズン
45泊×5万5,000円=
250万円
■春や秋の閑散期
15泊×3万5,000円=
50万円
合計:
年間135泊
年間売上 約1,200万円
補足ですが、
毎月100万円ずつ
均等に売れるわけではなく、
年間売上の約4分の3を
冬の繁忙期が支えることもあります。
例えば白馬村の貸別荘は、
冬に高い宿泊単価を取りやすい一方で、
春や秋には予約が
大きく落ち込みます。
そのため、冬のピーク月だけを見て
年間売上を予測すると、
実際よりも高く見積もって
しまう可能性があります。
それでは、
年間約1,200万円を売り上げた場合、
オーナーの手元には
いくら残るのでしょうか。
年間1,200万円売上が、もちろんそのまま利益にならない

〜かかるコスト
貸別荘を
完全に手放しで運営する場合、
◎予約サイトの手数料
◎清掃
◎リネン
◎消耗品
◎光熱費
◎雪かき・除雪
◎価格調整
◎予約管理
◎ゲスト対応
などの費用がかかります。
そして、
これらをすべて委託すると、
年間の宿泊売上に対して
40〜50%程度が運営関連費として
出ていきます。
(※物件の広さ、清掃回数、積雪量、設備、
委託範囲によって金額は変わります。)
これを、年間売上約1,200万円へ
単純に当てはめると、
営業利益は、
約600万〜700万円です。
(※借入返済前、税引前、減価償却前)
約1,200万円売れても、
自由に使えるお金が
1,200万円残るわけではない
ということですね。
年間営業利益=
宿泊売上
-予約サイト手数料
-清掃・リネン
-光熱費
-除雪
-運営費
-税金・保険
-修繕費
実質利回りは、
この年間営業利益を、
◎土地
◎建物
◎改修
◎家具
◎開業費
などを含む
総投資額で割って計算します。
実質利回り=
年間営業利益÷総投資額×100
—
なお、オーナー自身で
◎清掃
◎リネン交換
◎ゲストへのメッセージ
◎価格調整
などを行えば、
外部へ支払う費用は減らせます。
ただし、その場合、
冬の連続チェックアウト
夜間の問い合わせ
降雪時の対応
まで、オーナーの労働が必要になります。
そして、
回収年数を最も大きく左右するのは、
運営費だけではありません。
物件をいくらで取得するかです。
今の白馬は、「購入費用」が大きくなっている

国土交通省の2026年地価公示では、
みそら野にある住宅地の標準地
「白馬-1」の価格は、
1平方メートルあたり約2万7,000円でした。
坪単価へ換算すると約9万円です。
前年からの上昇率は約33%で、
全国の住宅地の中で1位でした。
これは、
白馬の不動産需要の強さを示す一方、
これから購入する人にとっては、
初期投資が増えていることを意味します。
ただし、
公示地価は特定の標準地を評価した価格です。
観光や宿泊需要が強い場所の売出価格とは、
大きな差があります。
▶公示地価は坪約9万円でも、売地は坪100万円近い例がある
2026年8月に確認できた売地情報では、
白馬村内でもエリアによって
価格差がありました。
次の数字は成約価格ではなく、
各不動産会社が掲載している
売出価格の概算です。
| エリア | 売出価格 | 土地面積 | 売出坪単価 |
| 落倉 | 約700万円 | 約370㎡・約110坪 | 約6万円 |
| 新田 | 約1億6,000万円 | 約2,970㎡・約900坪 | 約18万円 |
| みそら野 | 約4,300万〜6,000万円 | 約160〜170坪 | 約27〜35万円 |
| みそら野大通り | 約2億1,000万円 | 約1,540㎡・約470坪 | 約45万円 |
| エコーランド | 約6,600万円 | 約110坪 | 約59万円 |
| 八方尾根入口付近 | 約3億2,000万円 | 約320坪 | 約100万円 |
—
白馬村全体の平均価格だけでは、
貸別荘に向く土地の相場は
判断できません。
宿泊需要の強い
【エコーランド、みそら野、
八方周辺】などでは、
売出坪単価が 25万円から60万円 を
超える例があり、
条件のよい場所では
100万円近い例もあります。

一方、中心部から離れた場所では、
坪10万円を下回る土地もあります。
ただし、
価格が安くても、
◎スキー場や飲食店への距離
◎冬季の接道
◎除雪
◎上下水道
◎浄化槽
◎景観規制
◎別荘地の管理規約
によって、
建築費や運営のしやすさが
変わります。
貸別荘用地として考えるなら、
坪単価の安さではなく、
土地取得後に必要な造成や
インフラ工事まで含めて
比較する必要があります。
▶土地を買ったあとも、建物と開業準備に費用がかかる

〜建設費について
住宅金融支援機構の
2025年度フラット35利用者調査では、
全国の注文住宅の平均建設費は
約4,300万円、
平均住宅面積は
約120平方メートルでした。
平均値同士から計算すると、
約120万円/坪です。
※これは一般住宅の全国平均であり、
投資用物件にフラット35を利用できるという
意味ではありません。

また、白馬の貸別荘では、
◎寒冷地仕様
◎高断熱
◎高気密
◎積雪荷重への対応
◎乾燥室
◎複数の水回り
◎大きなリビング
などが求められ、
一般住宅より建築費が
高くなりやすい傾向があります。

ちなみに、リゾート不動産会社
Nisade Real Estateでは、
白馬に似たスノーリゾート
北海道「ニセコ」での
建築費の目安を
1平方メートルあたり
約40万円〜80万円
と紹介しています。
2026年8月時点の為替で換算すると、
約40万〜80万円/平方メートル、
約130万〜260万円/坪です。
※設計、仕上げ、建物規模によって
幅が大きいため、
記事内の新築モデルでは、
40坪の建物を坪150万円、
建物本体6,000万円と設定しました。

〜建築以外の費用
あと、新築時に必要なのは、
建物本体の費用だけではありません。
◎設計料
◎地盤や造成
◎上下水道や浄化槽
◎外構
◎駐車場
◎家具
◎家電
◎消防設備
◎許可対応
◎撮影
◎開業準備
などが必要です。
土地の形状やインフラの
状態によっては、
土地を安く購入できても、
建築できる状態に
するまでの費用が大きくなることが
あります。
見積もりは、
家具や開業費まで含む総額で
比較しましょう。
▶中古物件でも、リノベーションに1,500万〜3,000万円を見込む

中古住宅を貸別荘へ変える場合は、
新築より初期投資を抑えられる
可能性があります。
一般的な民泊の内装工事は、
坪20万〜40万円程度という調査もあり、
40坪なら
800万〜1,600万円が一つの目安です。
ただし、
白馬の中古物件では、
内装だけでなく、
◎断熱
◎窓
◎暖房
◎給湯
◎水道管
◎屋根
◎外壁
◎浴室
◎トイレ
◎乾燥室
◎消防設備
などの改修が必要になる
場合があります。

宿泊施設として使える状態まで
整えるなら、
1,500万〜3,000万円程度を想定し、
構造補強や屋根、配管まで
手を入れる場合は、
3,000万〜5,000万円を
超える可能性もあります。
(※この金額は
白馬村が公表した統計ではなく、
一般的な民泊・宿泊施設の改修相場に、
寒冷地設備や開業準備を加えて
VILLARYが出した概算です。)
購入前に建物調査を行い、
工事会社の見積もりを確認してください。
—
売上の見込みがあっても、
取得費と開業費が大きくなれば、
利回りは下がります。
そこで次に、
→すでに所有している場合
→中古を買う場合
→土地から新築する場合
をで比べてみます。
所有物件・中古購入・新築。投資を回収しやすいのはどれか

ここからは、
物件の取得方法によって
収益性がどのように変わるのかを
比較します。
いずれも
6〜8名程度で利用できる
一棟貸しを想定したモデルケースです。
| 取得方法 | 総投資額 | 年間売上 | 年間営業利益 | 実質利回り | 単純回収 |
| 所有物件を改修 | 2,500万円 | 800万円 | 400万円 | 約16% | 約6年 |
| 中古購入+改修 | 1億円 | 1,000万円 | 500万円 | 約5% | 約20年 |
| 土地取得+新築 | 1億3,000万円 | 1,200万円 | 600万円 | 約5% | 約22年 |
※各モデルは完全委託を想定し、
年間運営費を売上の50%として
計算しています。
年間営業利益は、
借入金返済前、所得税・法人税前、
減価償却前の概算です。
物件の立地、定員、設備、許可、オーナー利用日、
運営方法によって結果は変わります。
▶モデル1|すでに所有している別荘を活用する

改修、家具、家電、消防・許可対応、
開業準備を合わせて2,500万円。
年間売上800万円、運営費400万円、
年間営業利益400万円とすると、
追加投資に対する実質利回りは約16%、
単純回収は約6年です。
この利回りには、
すでに所有している土地・建物の
現在価値を含めていません。
そのため、
不動産全体の利回りではなく、
貸別荘化のために新しく支出する費用の
回収年数として見てください。
使っていない別荘があり、
建物の状態がよければ、
貸別荘として最も収益化しやすい
パターンです。
▶モデル2|中古物件を購入してリノベーションする

中古物件7,000万円、
リノベーション2,000万円、
家具・諸費用1,000万円で、
総投資額を1億円とします。
年間売上1,000万円、
運営費500万円、
年間営業利益500万円の場合、
実質利回りは約5%、
単純回収は約20年です。
冒頭の年間売上約1,200万円は、
条件がそろった場合を想定したモデルです。
すべての物件で
同じ売上を再現できるわけではないため、
中古購入+改修モデルでは
年間売上を1,000万円に抑えて
試算しています。
仮に総投資額1億円で、
年間売上約1,200万円、
運営費率50%を維持できれば、
単純回収は約17年です。
ただし、
販売日数、オーナー利用日、
修繕費によって結果は変わるため、
購入判断では20年前後を見ておくほうが
安全です。
中古物件は、
新築より早く営業を始められる
可能性があります。
一方で、購入後に断熱、配管、屋根、
消防設備などの追加工事が判明すると、
回収年数は長くなります。
価格だけでなく、
貸別荘として営業できる状態へ
整える総額で判断する必要があります。
▶モデル3|土地を取得して新築する

新築モデルの総投資額は、
次のように1億3,000万円としました。
| 項目 | 概算 |
| 土地150坪・坪30万円 | 4,500万円 |
| 建物40坪・坪150万円 | 6,000万円 |
| 設計・造成・インフラ・外構 | 1,000万円 |
| 家具・家電・消防・開業準備 | 800万円 |
| 取得諸費用・予備費 | 700万円 |
| 合計 | 1億3,000万円 |
年間売上1,200万円、
年間運営費600万円、
年間営業利益600万円
とすると、
表面利回りは約9%ですが、
実質利回りは約5%です。
単純回収は約22年になります。
売上↓↓↓
冬季75泊を平均12万円
グリーンシーズン45泊を平均5万5,000円
閑散期15泊を平均3万5,000円
で販売し、
年間135泊を稼働させる想定です。
運営費↓↓↓
Airbnbのサービス料、
清掃・リネンのオーナー負担分、光熱費、
除雪、庭の管理、税金・保険、修繕積立、
VILLARYなどの運営サポート、消耗品
などを含めています。
▶運営の仕方で、回収は約22年から約17年まで動く

同じ年間売上1,200万円でも、
委託範囲によって手元に残る金額は
変わります。
総投資額1億3,000万円の
新築モデルで比較すると、
次のようになります。
| 運営方法 | 運営費率 | 年間営業利益 | 実質利回り | 単純回収 |
| 完全委託・上限寄り | 50% | 600万円 | 約5% | 約22年 |
| 完全委託・下限寄り | 40% | 720万円 | 約6% | 約18年 |
| 一部を自分で行う例 | 35% | 780万円 | 約6% | 約17年 |
※35%は、清掃やゲスト対応などの一部を
自分で行い、外部への支払いを抑えた場合の
参考値です。
オーナー本人の人件費は含んでいません。
委託費を減らしても、
作業時間や緊急対応まで考えると、
必ずしも事業全体の負担が
軽くなるとは限りません。
▶そして借入を使うと、利益が出ても現金が残らない

総投資額1億3,000万円の
約70%にあたる約9,000万円を、
金利2.5%、20年、元利均等返済で
借りると仮定した場合、
年間返済額は約580万円です。
完全委託モデルの年間営業利益
約600万円と、
年間返済額約580万円はほぼ同額です。
帳簿上は営業利益を確保できても、
借入返済後のキャッシュフローは
ほとんど残りません。
実際の融資条件は、
自己資金、担保、事業実績、
法人・個人、金融機関によって異なります。
購入前に、売上が計画を下回った場合でも
返済と修繕を続けられるかを確認してください。
—
ここまで来ると、
最初の疑問への答えが見えてきます。
貸別荘は売上を出せる、
しかし、
土地と建物を新たに取得し、
完全委託で運営するなら、
収益だけで投資を正当化するのは
簡単ではありません。
ここで結論が分かれる。収益物件なのか、「使える資産」なのか

自分では利用せず、
短期間で投資資金を回収することだけが
目的なら、
一般賃貸、事業投資、金融商品などと、
利回り、流動性、手間、リスクを
比較したほうがよいでしょう。
貸別荘は、
20年前後の運営、修繕、価格調整、
ゲスト対応を前提とする事業です。
貸別荘は、自分で利用できる不動産です。
ここが、株式や一般的な賃貸住宅とは
異なる大きな特徴です。

新築モデルで、
家族や友人と年間20泊利用するとします。
同程度の貸別荘へ泊まれば
1泊6万円かかると考えると、
年間120万円分の利用価値があります。
完全委託モデルの営業利益600万円に、
この利用価値120万円を加えると、
年間の経済的なメリットは720万円です。
総投資額1億3,000万円に対して
約6%となり、
単純計算では約18年に相当します。
もちろん、
自家利用は現金収入ではありません。
また、年末年始や2月の連休など、
需要の高い日に使えば、
失う売上も大きくなります。
収益を保ちながら自分でも使うには、
予約が集中しにくい時期にオーナー利用日を
設定することがポイントです。
貸しながら自分も使う場合、
20年前後の長期で、
維持費を収益によって補いながら
白馬の拠点を持つことができます。
この考え方なら、
貸別荘を所有する意義は大きいと考えます。
また、土地と建物は回収期間が
終わったら消えるものではありません。
将来の売却価値や、
所有中の利用価値もあります。
なお、
今回のモデルでは地価上昇や
売却益を見込んでいないため、
良い土地を適正な価格で取得できれば、
実際の投資価値がモデルを
上回る可能性もあります。
回収年数を縮めるなら、調整すべき数字は3つ

貸別荘の収益性は、
購入価格、年間売上、運営費率
の3つで大きく変わります。
細かな工夫を並べる前に、
この3つを動かせるかどうかを
考えることが重要です。
▶1.購入価格|安い土地ではなく、開業までの総額で選ぶ
土地や物件を契約する前に、
◎造成
◎上下水道
◎浄化槽
◎断熱
◎暖房
◎屋根
◎消防設備
◎家具
◎開業準備
まで見積もります。
購入価格が安くても、
営業できる状態へ整える
費用が大きければ、
回収年数は短くなりません。
同時に、
◎エリア
◎定員
◎寝室数
◎浴室数
◎ゲレンデへの距離
◎眺望
◎駐車場
◎競合施設
を確認し、
その物件で現実的に狙える売上を
月別に試算します。
▶2.年間売上|冬の単価だけでなく、売れない月を変える

寝室数を増やすだけでなく、
◎定員全員が座れるダイニング
◎十分な浴室とトイレ
◎乾燥室
◎洗濯設備
◎調理しやすいキッチン
◎冬季の駐車場
を整えることが、
一棟単価の根拠になります。
価格は固定せず、
積雪、曜日、連休、海外の休暇、
予約の入り方に合わせて調整します。
閑散期は値下げだけに頼らず、
連泊、ワーケーション、
夏のBBQ、周辺の体験など、
冬以外に泊まる理由をつくります。
写真、レビュー、
外国語対応、周辺情報も、
開業時につくって終わりでは
ありません。
年間売上を伸ばすには、
季節ごとに情報を更新し、
宿泊する理由を
増やし続ける必要があります。
▶3.運営費率|自分の時間と委託費の境界を決める

清掃、リネン、価格調整、
ゲスト対応を自分で行えば、
外部への支払いを減らせます。
一方、移動時間、深夜対応、
繁忙期の連続清掃まで含めると、
片手間では続かないこともあります。
完全手放しを望むなら、
売上の40〜50%が運営に
必要になる前提で計画します。
一部を自分で担うなら、
自分の時間にも人件費を置き、
利益率だけでなく、
続けられるかどうかまで
比較しましょう。
また、
暖房、給湯、屋根、外壁、デッキ、
除雪機器などの将来修繕に備え、
売上がよかった年も利益を
使い切らないことが大切です。
貸別荘の収益性に関する質問

▶Q.貸別荘は何年で投資を回収できますか?
すでに所有している建物を
活用する場合は、
追加投資を10年以内に
回収できる可能性があります。
白馬で中古物件を購入する場合や、
土地から新築する場合は、
借入返済前の営業利益で
20年前後を想定しておくほうが現実的です。
完全委託か、
一部を自分で行うかによっても
回収年数は変わります。
▶Q.表面利回りが10%あれば儲かりますか?
表面利回りは、
年間売上を総投資額で割った数字であり、
予約サイト手数料、清掃、光熱費、除雪、
修繕などを含みません。
新築モデルは表面利回り約9%ですが、
運営費率50%の完全委託では、
実質利回りは約5%です。
▶Q.清掃や運営を自分で行えば、利益は増えますか?
外部へ支払う費用が減るため、
帳簿上の利益と利回りは上がります。
ただし、清掃、リネン、
問い合わせ、価格調整、
緊急対応には時間がかかります。
自分の労働を
費用として見ない数字だけで判断せず、
続けられる委託範囲を決めることが
大切です。

▶Q.冬だけ貸せば十分ですか?
物件によっては
冬の売上が年間収益の中心になります。
ただし、
土地・建物の取得費が高い場合、
冬だけでは回収が長期化します。
夏や秋の宿泊目的をつくり、
年間の販売泊数を増やすことが
重要です。
▶Q.自分で使う日を残しても運営できますか?
可能です。
オーナー利用日を先に確保し、
それ以外の日を販売できます。
ただし、繁忙期に利用するほど
売上への影響は大きくなります。
収益と自家利用の
どちらを優先するかを決め、
年間カレンダーを設計しましょう。
まとめ|貸別荘は、収益だけでなく「使える資産」として考える

年間売上約1,200万円の
モデルから始めて、
運営費、物件取得費、
3つの利回りモデルを見てきました。
白馬の貸別荘には、
条件がそろえば
年間1,000万〜1,200万円を
狙える可能性があります。
一方、
土地から新築する
完全委託モデルでは、
総投資額1億3,000万円、
実質利回り約5%、
単純回収約22年となりました。
中古購入+改修モデルも、
慎重に見れば回収約20年です。
したがって、
完全な収益物件として
短期間の高利回りを求めるなら、
ほかの事業や投資とも比較したほうが
よいでしょう。

ただし、
すでに所有する別荘を活用する場合や、
自分でも使いながら長期で保有する場合は、
維持費を補い、利用価値を得ながら、
資産を育てられる可能性があります。
今の白馬で条件のよい土地や
建物を取得できれば、
それは大きなチャンスです。
今から良い土地を取得できたら
ラッキーです。
焦らず、希望する使い方と
事業計画に合う物件を、
根気よく探しましょう。
参考情報
国土交通省:令和8年地価公示
住宅金融支援機構:2025年度フラット35利用者調査
店舗内装工事見積り比較.com:ホテル・旅館の内装工事費用相場
Airbnb:サービス料
白馬村:観光統計